妊娠する前はイビキを掻かなかったのにイビキを掻くようになってしまった、あるいは元々イビキを掻く方だったけど妊娠したことで、さらにひどくなってしまったという女性の方は多いですよね!

この悩み、意外とよく耳にします。

イビキを掻くということは周りに迷惑をかけるとか、無呼吸に繋がるといった形で話題になることが多いですが、妊娠中となると特別な話が絡んできます。

今回は妊娠中のいびきの原因とその影響、対策についてお伝えします。

 

妊娠といびきの関係

妊娠といびき

一般的にいびきの原因として挙げられるのは肥満です。

妊婦の方に肥満というのは少しニュアンスが違う気がしますが、妊娠すると女性ホルモンの働きによって脂肪がつきやすくなりますし、体重も増加しますので、状態としては近いものがあるのも事実です。

だからと言って妊娠中にダイエットという訳にもいきません。

ですので、妊婦の方は否応なしに肥満時と似たような体になってしまい、首回りや舌についてしまった脂肪のせいで上気道(呼吸時の空気の通り道)が狭くなって、いびきを掻きやすくなってしまうのです。

 

いびきの影響

妊娠中はある程度仕方ない、産後にしっかりと元に戻せば大丈夫!という考えになる方は多いと思いますが、そうとも言っていられません。

実際に妊娠中のいびきのリスクとして考えられるものには、流産の可能性が高くなること、赤ちゃんが低体重児で生まれてしまうことや帝王切開になる可能性が高くなること、妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)などがあります。

妊娠中毒症というものは母体にとっても胎児にとっても危険な病気で、母体には脳出血や痙攣(けいれん)、意識消失、視野障害、腎臓や肝臓の機能障害といった症状が見られます。

また胎児にも発育不全や胎盤の早期剥離、母体内での胎児死亡など、重症化してしまうと母子ともに危険な状態になってしまいます。

 

妊娠でひどくなったいびきを治す方法とは

妊婦のイビキを治す方法

妊娠中のいびきを放置してしまうと怖い結果になるかもしれないということはわかりましたが、それでも妊娠中はなかなか運動やダイエットといった積極的な対応がしにくいのも事実です。

それでは、その中でできる対処法についてお伝えします。

 

寝方を変える

何かと制限の多い妊婦の方が手軽に行える対処法として「横向き寝」があります。

妊婦以外の方でもよく対処法として挙げられるものですが、実際に効果的です。

特に妊娠中の方におススメなのが「シムス位」と呼ばれる姿勢で、妊婦の方の負担を軽減する寝方としてよく紹介される他、意識消失した方の気道確保の姿勢としても活用されるものです。

実際の寝方としては、左側を下にした横向き寝の姿勢で、左の手足を後ろ側にしてやや曲げ、右の手足は前側にしてやや曲げるというものです。

真上から見ると非常口のマークに少し似ています。

 

枕を変える

普通の枕をいくつか使うパターンと、長い抱き枕を使うパターン、またはその両方を使うというパターンもあります。

寝ている間に仰向けになってしまい、いびきを掻いてしまうこともあるので、そういった場合は背中側にクッションを入れるという方法もあります。

先ほどのシムス位を取って、さらに枕で安定させるというのもいいかもしれません。

また横向き寝のための専用枕というものも販売されています。

普通の枕だとしっくりこないという方はそういったものを試してみるのも一つの手段ではないでしょうか。

 

妊娠が原因のいびきについて:まとめ

妊婦のいびきの原因

いかがでしたでしょうか。

いびきの悩みというと睡眠時無呼吸症候群や騒音といったものが多いと思いますが、妊婦の方の場合はそれだけでなく、お腹の赤ちゃんのこと、出産のことまで考えなくてはならないということですね。

重症化してしまうと二人分の命に係わる問題に発展してしまうという、独特の怖さがあります。

たかがいびき、されどいびき。

しっかり対策して、「母子ともに健康」で出産に臨めるとよいですね。