仕事や生活で強いストレスや疲労を感じた時、「いつもより大きないびきを掻いていた」と指摘されたことがあるという方は多いと思います。

 そういう時は大概「疲れていたんだね。大きないびきを掻いてよく寝ていたよ」という言われ方をされるのではないでしょうか。

 しかし、その認識は大きな間違いで、本当は反対によく眠れていません。

 ストレスや疲労といびきの関係について、実際には身体でどのようなことが起こっているのかということを含め、お伝えしたいと思います。

 

ストレスや疲労が原因で起こるいびきとは

ストレスといびきの関係

皆さんの中でストレスを受けた時に眠気を感じたことがある方はいらっしゃいますでしょうか。

私はそういった経験があります。

その時はなぜ眠くなるのかわかりませんでしたが、調べてみると身体の中で起きていることのメカニズムは次のようなものでした。

 

体で起こる事①

ストレスを感じることで自律神経が乱れやすくなります。

自律神経は様々な臓器の働きを調節していて、血圧や呼吸にも影響を与えます。

つまり、ストレスを感じた時、人の呼吸は浅くなっているのです。

呼吸が浅くなれば、脳に十分な酸素が供給されなくなります。

結果、眠気を生じるという訳です。

そしてさらに、酸素不足になった臓器、とりわけ脳に酸素を十分に行き渡らせる為に、より酸素を多く取り込むことができる口呼吸になっていきます。

口呼吸といびきの関係については『口呼吸が原因で起こるいびきと治す方法』にて詳しく書いていますので、詳細はそちらをご覧ください。

 

体で起こる事②

ストレスや疲労を感じた身体は、通常よりも多くの休息を求めます。

結果として睡眠時に全身の筋肉のゆるみが強くなります。

そしてこの筋肉のゆるみは喉周りや気道(呼吸時の空気の通り道)でも当然起こりますので、気道が狭くなり、いびきを掻きやすい状況が出来上がります。

 

ストレスや疲労が原因で起こるいびきを治す方法

疲労といびきの関係

最も手っ取り早い方法は当然ストレスや疲労の原因となっているものを取り除くというものなのですが、おそらくほとんどの場合は簡単なことではないでしょう。

ここでは比較的簡単にできるストレスや疲労によるいびきの解消法をご紹介します。

 

腹式呼吸での深呼吸

先ほどご紹介した通り、ストレスを感じた脳は酸素不足になっていることが多くあります。

この酸素不足の脳にしっかりと酸素を行き渡らせるために深呼吸、それも腹式呼吸で行います。

方法は簡単で、まず鼻からゆっくりと息を吸い込み、お腹を膨らませます。

目いっぱい膨らませたら今度は口からゆっくりと息を吐きだします。

こうすることで副交感神経の働きが促進され、脳や体に酸素が行き渡りやすくなります。

 

横向きで寝る

基本的ないびきへの対処法としてよく挙がる横向き寝ですが、今回の場合も有効です。

先ほどお伝えした通り、疲労やストレスによって体全体の筋肉がより緩んだ状態になっていますので、仰向けで寝ると気道が狭くなってしまいます。

そのため、気道が圧迫されにくい横向き寝が有効です。

また『妊娠でいびきがひどくなった原因と治す方法』の「寝方を変える」の中でご紹介した「シムス位」という体位も有効ですので、よろしければご参照ください。

 

趣味活動

ストレスの解消に最も有効だと思われるのは趣味活動です。

なかなか時間が取れなくて趣味活動ができないというストレスを抱えている方もいらっしゃるかとは思いますが・・・。

ストレスの解消にはやはり好きなことを思う存分にするということが一番有効なのも事実でありますので、できるだけ時間を作ってみてください。

 

軽い運動

軽く体を動かすことも有効です。

これもなかなか時間が取れない方が多いかもしれませんが、ジムに通うとかまですることはありません。

お風呂上りに歯磨きをしながら5分間程度のストレッチをするだけでも自律神経の乱れを整え、身体の血行を促進する効果があります。

 

まとめ

ストレス疲労の解消法

いかがでしたでしょうか。

今回の内容は原因に対する対処法がスムーズに行えないという方もいらっしゃるかもしれないと思いながら書いています。

とにかくストレス社会と言われ、普通に生きていくだけで人は色々なストレスにさらされ、心身ともに疲弊していってしまうという世の中です。

日々の忙しさに追われ、好きなことにも思うように時間を使えず、イライラすることも多くなってしまうかもしれません。

そんな中で一所懸命に生きているのですから、たまには自分へのご褒美としてストレスを解消できる時間を持ちたいものですね。